中国「尖閣が理由」…緊急連絡体制の協議中断
読売新聞 10月26日(金)18時36分配信
森本防衛相は２６日の閣議後の記者会見で、東シナ海などでの日中の偶発的衝突を防ぐための緊急連絡体制を構築する両国間協議が中断している理由について、中国側が日本政府による尖閣諸島（沖縄県石垣市）国有化を挙げていることを明らかにした。
防衛省幹部によると、中国側は９月以降、「日程調整が難しい」と協議に応じておらず、当初目標とした年内の運用開始は困難な見通しだ。
日中の緊急連絡体制「海上連絡メカニズム」は、両政府が今年６月の防衛審議官級協議で年内に一部運用を開始することで一致していたものだ。防衛首脳間のホットライン設置や、防衛当局間の年次会合実施などが内容。森本氏は記者会見で「できるだけ速やかに協議を再開したいと中国側に申し入れている。ボールは中国側にある」と述べた。
最終更新:10月26日(金)18時36分
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