中国:反日デモ、一部が暴徒化
毎日新聞 2012年08月19日 22時13分（最終更新 08月19日 22時34分）
日本製の警察車両を破壊しようとする男性＝中国・深センで２０１２年８月１９日、ＡＰ
拡大写真 【北京・井出晋平、台北・大谷麻由美】日本人の尖閣諸島上陸で、デモの勢いが増した。新華社通信（英語版）などによると、各地で発生したデモの参加者は１００?２０００人規模だったが、日本製の車両十数台が破壊された深センのほか、杭州でもデモ隊の一部が暴徒化し、日本料理店の窓ガラスを割るなどした。（深センのセンは土へんに川）
北京の日本大使館前では散発的に数人のグループが抗議活動を行ったほか、上海の日本総領事館前では約５０人が行進した。
中国では、香港の活動家らが尖閣諸島に上陸、逮捕された１５日以降、ネット上で抗議デモを呼びかける書き込みが広まり、１９日には全国でデモが呼びかけられていた。各都市ごとにデモの参加を呼び掛ける書き込みは、都市名や集合場所以外は文面などが全て同じ形式だった。
香港の商業ラジオによると、広州のデモ参加者は、満州事変の発端となった柳条湖事件（１９３１年）が起きた９月１８日にも反日デモを行う計画で、反日機運が高まる可能性がある。
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