中国書記官スパイ活動か、身分偽り口座開設
読売新聞 5月29日(火)3時2分配信
在日中国大使館の1等書記官(45)が、外国人登録証明書を不正に使って銀行口座を開設し、ウィーン条約で禁じられた商業活動をしていた疑いが強まり、警視庁公安部が外務省を通じて中国大使館に書記官の出頭を要請していたことが政府関係者への取材でわかった。
書記官は一時帰国した。中国人民解放軍の情報機関「総参謀部」出身で、公安部は、日本国内で諜報(ちょうほう)活動をしていたとみており、書記官が接触していた関係者などから一斉に事情を聞き、実態解明を進める。
開設された口座には日本企業から顧問料などが振り込まれ、工作資金に充てられた疑いもあり、公安部は外国人登録法違反(虚偽申告)での立件に向け捜査している。中国の外交官が日本の国内法規に抵触して立件対象になるのは初めて。
最終更新:5月29日(火)3時2分
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中国書記官スパイ?松下政経塾にも…政官に人脈
読売新聞 5月29日(火)7時45分配信
警視庁公安部が出頭要請した在日中国大使館の1等書記官(45)は、中国を代表する情報機関である人民解放軍総参謀部の出身で、公安当局は着任当初からスパイとみて、動向を警戒していた。
母国語のように日本語を操り、松下政経塾にも在籍していた“日本通”の書記官。人民解放軍所属という経歴を隠し、国内で独自の人脈を築いていた。
警察当局によると、書記官は1989年6月に人民解放軍傘下の外国語学校を卒業後、軍総参謀部に所属。93年5月、福島県須賀川市の友好都市である中国・洛陽市の職員を名乗り、「須賀川市日中友好協会」の国際交流員として来日した。約4年間、福島県内に滞在し、95年4月〜97年3月、福島大学大学院に通い、日中関係に関する論文を執筆していたという。
いったん帰国し、総参謀部と関係が深いとされる中国の調査研究機関「中国社会科学院」で日本研究所副主任を務めた後、99年4月に再来日した。
この時には、松下政経塾に海外インターンとして入塾。同期生には、後の民主党国会議員もおり、政界への接点を得た。関係者によると、書記官は総参謀部との関係については明らかにせず、「中国社会科学院」で日本の研究をしていると説明。財界にも幅広い人脈を広げていったという。
最終更新:5月29日(火)7時45分
警視庁公安部、中国書記官に出頭要請
TBS系(JNN) 5月29日(火)6時3分配信
東京の中国大使館の45歳の一等書記官が、うその申告をして必要のない外国人登録証を取得した疑いがあるとして、警視庁公安部はこの一等書記官に出頭要請を行っていたことが分かりました。書記官は帰国したもようです。
警視庁公安部が出頭要請したのは、東京の在日本中国大使館に勤務する45歳の一等書記官です。警視庁によりますと、この書記官は2007年から中国大使館で外交官として勤務を始めました。
しかし、その後、自らの在留資格についてうその申告を行い、必要のない外国人登録証を不正に取得した公正証書原本不実記載などの疑いがあるということで、警視庁が外務省を通じ、出頭要請をしたということです。書記官はこれに応じず、帰国したもようです。
警視庁によりますと、書記官は外国人登録証を使って銀行口座を開設して、日本企業から「顧問料」を受け取っていた可能性もあり、警視庁は書記官の活動実態の解明を進めています。(29日05:17)最終更新:5月29日(火)7時56分
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