京都商議所と上海市工商業連合会、経済交流協定締結へ
京都新聞 5月29日(火)22時59分配信
京都商工会議所は２９日、中国・上海市の企業４万社を会員に持つ上海市工商業連合会と経済交流協定を６月７日に締結すると発表した。双方のビジネス交流や観光客の相互誘致などで協力を深める。
同連合会は１９５１年設立。上海で最も影響力ある商工業団体で、中央政界にも太いパイプを持つという。持続的な互恵関係を築き、人脈づくりも図る。
協定内容は、相互に継続してミッション（視察団）を派遣し、貿易やビジネスマッチング、技術交流の促進に向けた商談会や展示会を開く。観光産業の振興のために両地域で情報提供やプロモーション活動も行う。
協定の調印式は上海市のホテルで行い、京商の立石義雄会頭と同連合会トップの王志雄主席が出席して締結する。
立石会頭は「上海は中国の成長のエンジン。ビジネスマッチングや観光客誘致を進め、京都の中小企業を支援する」と話している。
京商はこれまでフランス・パリ市、イタリア・フィレンツェ市の商工会議所と友好協定を結んでいるが、包括的な経済交流協定は初めてという。
最終更新:5月29日(火)22時59分
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