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「河野交通」独自営業、会社が運転手に「名義貸し」…高速バス7人死亡事故
スポーツ報知 5月7日(月)8時2分配信

 群馬県藤岡市の関越自動車道で7人が死亡したバス事故で、バス運行会社「陸援隊」(千葉県印西市)の針生裕美秀(はりう・ゆみひで)社長(55)と弁護士が6日、都内で記者会見。自動車運転過失致死傷罪で逮捕・送検された運転手の河野化山(こうの・かざん)容疑者(43)が「河野交通」の名前で中国人向けにツアーバスを独自に手配していたことを明らかにした。「名義貸し」の違法性を認識しながら営業を続けるなど、異常な業務実態が浮き彫りになった。

 午前11時から約1時間半に及んだ会見で、針生社長は冒頭、「亡くなられた方々、遺族の方々に心からお悔やみ申し上げるとともに、深く深く本当におわび申し上げます」と深々と頭を下げた。

 会見中は、涙を拭きながら、反省の言葉を口にし、弁護士と事実関係を確認しながら報道陣の質問に答えた針生社長。過重労働の実態については否定した。

 これまで河野容疑者は、事故原因について「居眠り運転をしていた」と供述しているが、針生社長は「普通の方でも睡魔がある。私にも責任がないわけではないが、運転手の居眠りが原因」と述べた。勤務時間は月100時間程度。4月25日からバス出発日の27日までは休日で、バスの運転もなかったという。金沢市〜東京間は初めての走行ルートだったため、別の運転手が同行。健康状態についても「確認した」とした。雇用形態については、河野容疑者を含む4人が「日払いのような形だった」と説明。日給は1万円だったという。

 また、道路運送法で禁止される「名義貸し」を行っていたことを明らかにした。陸援隊にあるバス19台のうち、河野容疑者が持ち込んだバスが4台(大型2、中型1、小型1)。いずれも、任意保険などは河野容疑者が加入していた。昨年9月ごろから働き始め、車検証には「使用者」は陸援隊で「所有者」は河野容疑者と記載されていた。

 河野容疑者は中国出身で、所有するバスを使い、独自に営業先を開拓。「河野交通」と名付け、中国人向けの観光ツアーを募り、運行収入や経費を管理していたが「河野交通」に会社としての実態はなく“自称”だったという。河野容疑者のバスを同容疑者の兄弟2人が運転することもあったという。

 また、国土交通省関東運輸局の特別監査で36項目の法令違反があったと指摘されたが、針生社長は「直接の事故原因ではないと考えている」と弁明。法令で義務付けられる運行指示書も作成していないと国交省から指摘されているが「仲介した業者がルートを指示する書類を送信せず、作れなかった」と釈明した。27日には、金沢市内のホテルで被害者向け説明会を開くとした。

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最終更新:5月7日(月)8時4分










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