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高速バス衝突 「休憩中に突っ伏して寝ていた」 居眠り運転の原因は?勤務実態解明へ捜査
産経新聞 5月1日(火)0時20分配信


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事故を起こしたバスを運行する「陸援隊」の事務所を家宅捜索する群馬県警の捜査員ら=30日午前、千葉県印西市(古厩正樹撮影)(写真:産経新聞)
 高速ツアーバス事故で、国土交通省関東運輸局は30日、バス会社「陸援隊」(千葉県印西市)に道路運送法に基づく特別監査を実施した結果、運行に関する書類に同法違反の疑いがある項目が複数箇所見つかった。群馬県警や国交省は陸援隊の針生裕美秀社長らから事情を聴くが、今後の捜査や調査は、河野化山運転手の勤務実態解明や、安全管理上の不備がなかったかが焦点となる。

 「休憩中に突っ伏して寝ていた」「車内アナウンスがあやふやだった」。運転手の居眠り運転の兆候だったのか、負傷した大学生(22)は別の乗客からこんな話を聞いた。大学生の席のシートベルトは壊れて装着できなかった。

 近畿運輸局も同日、ツアーを募集した旅行会社「ハーヴェストホールディングス」(大阪府)に旅行業法に基づく立ち入り検査を実施した。県警や国交省が注目しているのは、居眠り運転を招いた要因だ。

 ハーヴェスト社によると、バスは運行指示書に記載された上信越道経由ではなく、北陸道から長岡ジャンクション経由のルートを通っていた。なぜ河野運転手はこのルートを選んだのか。県警は過去の運転時間や運行距離などが確認できる「タコグラフ」や「カーナビゲーション」を押収、解析を進めている。

 県警などが特に注目しているのが、運転手の勤務実態。運転手は事故前日の4月28日朝、JR金沢駅に到着。午前8時ごろ、石川県白山市のホテルにチェックインし、午後4時半にチェックアウトした。

 再び金沢駅で乗客を乗せ、出発したのは午後10時10分。ホテルの滞在時間は8時間余りだった。県警幹部は「居眠り運転の要因は、仮眠を取らないなど本人が招いたものなのか、無理な勤務実態、管理の不行き届きが原因か。今の段階では分からない」と話す。

 ただ、夜間の長距離運転にもかかわらず、交代要員が同乗していないなど、運転手の過労防止策が不十分とみられる点もあり、県警や国交省が捜査・調査を急ぐ。バス会社が過労を知りながら運転をさせていたとすれば、道路交通法(過労運転の下命)などに抵触する可能性もあるためだ。

 県警はこれまでに重軽傷を負った39人のうち22人から話を聴いた。そのうちの一人は、「運転手はカーナビの画面を見たり、急ブレーキをかけたりして心配だった」と説明したという。

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最終更新:5月1日(火)0時20分










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