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【迫害事実】 2005年12月05日

国連特別調査官の訪中期間中、法輪功学習者がレイプされた

  二ューヨーク【法輪大法情報センター】―  法輪大法情報センターは、11月25日に監禁中の
劉さんの臀部(殴打レイプされた後の撮影)
42歳と51歳の二人の女性法輪功学習者がレイプされた、という情報を入手した。このショッキングな写真は、この二件のレイプ事件における凶暴な本質の側面を示している。

  この暴行事件は、国連拷問特別調査官が調査のため中国に到着した三日後に、河北省(シ+豕)州市東城坊鎮警察派出所で起こった。

  この女性への暴行は、著名な外国からの訪問者が国に滞在し、外国メディアが取材を行っている「敏感時期」と言われる期間において、中国政府が抗議をする可能性のある者を抑圧するという形式に符合している。例えば、ブッシュ大統領の訪中時、キリスト教信者らが逮捕監禁された。活動家は、六四天安門事件の記念日の間、しばしば拘束される。

  「国連特別調査官の訪問中に起きたこれらのレイプの惨劇は、国際社会がいかに中共の人権抑圧を記述するかに関する基本的な問題を強調している。中共にとって、拷問は解決を図る『問題』あるいは『災難』ではない。むしろ、国民へのコントロールを維持する一つの重要な手段となっている」と法輪大法情報センターのスポークスマンであるレービ・ブロード氏は述べた。

  また、次のように指摘した「調査官の努力は称賛されるべきであるが、私たちはこの問題がどの程度解明されたかを知らなければならない。中国当局は、拷問及びレイプへの加害責任を持つ当事者の拘束措置を未だにとっておらず、デモの抑圧や人権侵害報告を外部へ漏らさないように促している」

殴打やレイプを傍観する警官

  劉季芝氏(女性・51歳)は11月24日深夜、警察の家宅捜査を受け、法輪功に関連する資料がすべて押収された。警官らは捜査令状を所持していないにもかかわらず、強行に侵入した。劉氏は東城坊鎮警察派出所へと連行され、尋問された。その際、ゴム製棍棒による殴打、スタンガンによる電撃を受け、さらに床に投げ出され、警官から性的な虐待を受けた。

  11月25日の午後2時、劉さんは何雪健と名乗る警官により、二つのベッドがある部屋へと移された。そこでブラウスを脱がされ、胸部を触られた。何雪健はスタンガンで彼女の胸部に電気ショックを与え、スタンガンから発せられる火花を見ては、「これは面白い」と叫んだという。傍らにいた王と名乗る警官は、「痛めつけろ」と言ったという。その直後王は部屋から出ていったが、何雪健は性的な虐待を継続し、劉さんをレイプした。何雪健は何度も劉さんを平手打ちにし、そして彼女を窒息させた。

  その後も、何雪健は法輪功学習者の韓玉芝さん(42歳)を同じ部屋に連れて行き、レイプしたという。この二回のレイプは、もう一つのベッドで横になっていた「大軍」と呼称されている警官がいる前で行われていた。この「大軍」と呼ばれる警官は、レイプを制止させようともしなかったという。

拷問としての性的虐待

  中国政府による法輪功学習者への迫害におけるレイプ事件は、日増しに増え続けている。2000年6月、遼寧省馬三家強制労働収容所に監禁されていた18人の法輪功女性学習者は、全裸にされた上、男性の暴力犯罪者の監房に投げ込まれた。これら男性の囚人らは、思うままにレイプと虐待を行った。2003年5月、四川省における重慶大学の大学院生の魏星艶さんは、法輪功を実践するために、拘束された後、警察にレイプされた。2004年、朱霞さん(32歳)は、四川省萍県(音訳)洗脳施設で、度々レイプ
11月25日、劉季芝氏(51歳)は、華北東城坊鎮警察派出所の警官により、スタンガンで電撃され、臀部を殴打された後、レイプされた。
されたため精神障害を起こした。

  中国における法輪功学習者への4万4千件の拷問と残酷な虐待は、すでに立証されている。その男性と女性を含む多くの事例は、性的虐待とレイプが関わっている。

  「最近の殴打及びレイプは、国際社会への警鐘であると思う。今日の中国における残虐な法輪功学習者への人権侵害は、法律制度における行政機関の問題、あるいは機能の停止というものではない。中共指導部の意図的な法輪功を『壊滅』するという政策による問題なのである。これは、国際社会は容認してはならない残虐な行為である。私たちは、中国政府の表向きは『好意』を見せ、何ら真の変化をもたらさない言葉、あるいは行為に応じてはならない。決して真の変化でないものを要求、あるいは受け取ることは、基本的な人権への侮辱となると共に、中共非道支配への肯定につながることにもなる」とブロード氏は述べた。


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