2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50 [PR] これは、ヤフー・ニュースです。[PR]  

「FM802」2波運営 苦境の業界 注目の一歩
産経新聞 4月21日(土)15時14分配信

 関西の人気ラジオ局「FM802」(大阪市北区)が今月、関西インターメディア(同市住之江区)から事業譲渡された「FM COCOLO」の運営を始めた。昨年6月の放送法改正で、1社で4波までの所有が可能に。民放局が2波を持つ初の試みで、厳しい経営を強いられるラジオ業界で、その成否が注目されている。

 FM802によると、昨年7月に関西インター側から相談を受け、11月末に基本合意に達したという。今年3月、総務省から放送免許承継許可を受けた。関西インターは会社を清算する予定。

 阪神大震災の外国人被災者向けに設立された関西インターはここ数年、厳しい経営状態が続いていた。一昨年4月には、COCOLOの番組編成・制作をFM802の子会社「802メディアワークス」に委託する大胆な改善策を断行。翌年6月の放送法改正により、譲渡の計画が持ち上がった。

 番組編成は一昨年の時点で、将来的な譲渡を見込んでいたのか、「45歳以上」をターゲットに置くなど「16〜34歳」が主な聴取者層の802との差別化を図っており、ステーション・ネーム(通称)などを含め大きな変更点はない。

 FM802では平成18年、将来のデジタル化に備え、3億円をかけて3波まで送信できるよう設備を更新。それが今回、思わぬ形で生きた。現在、4つのスタジオをフル回転させている。初期の設備投資や送信所の減価償却などで、今年度はCOCOLO事業分だけで5千万円程度の損益を見込むが、3年後には黒字に転換したい考えだ。

 ラジオ業界はスポンサー離れから、最近10年で売上高は3割減から半減している局もあるという。エフエム九州などのように経営破綻する局も出ており、業界再編は急務だ。

 FM802の木矢道雄社長は「会社の経営資源をフルに生かせば、将来的に収益アップは可能とみている。業界内でも注目されており、ぜひとも成功させたい」と話している。(豊田昌継)

【関連記事】
ネットがつくるラジオ新時代
巨大地震の資料映像には気をつけて!勘違いのもと
“地デジ”をiPadで視聴しよう!
CMになったら大音量…がなくなる!NHK、民放が新システム導入
SCE、映像を共有できるレコーダー「ナスネ」を発売
最終更新:4月21日(土)17時30分










新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50