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25日に香港長官選 胡錦濤政権が干渉 梁氏有力に
産経新聞 3月22日(木)23時0分配信

 【上海=河崎真澄】中国が25日に投票を控えた香港行政長官選挙への“政治干渉”を強めている。香港からの情報によると、中国の劉延東国務委員(共産党政治局員)が22日までに香港に近い広東省深セン市に陣取り、親中派で実業家の梁振英候補(57)への支持を、投票権をもつ香港の選挙委員に求めた。梁氏とともに親中派で、当初は本命候補だった唐英年前政務官(59)は相次ぐスキャンダル発覚で後退した。中国に反発する香港の民主派市民らは投票当日にデモを計画している。

 深センから香港長官選の対策を指揮している劉氏は中国で唯一の閣僚級女性。共産党中央香港・マカオ工作協調小組(組長・習近平国家副主席)の副組長を務めている。党高級幹部の子弟で作る太子党の一員でありながら、同時に共産主義青年団(共青団)を支持母体とする胡錦濤国家主席にも近い。

 1997年の中国返還後初めて、香港長官選で複数の親中派が争うなか、劉氏は、間接選挙で投票を行う香港の選挙委員(1200人)の一部を呼んで梁氏支持を求め、25日の投票で過半数の票を得て当選を決めるよう要請したという。選挙委員には各界の有力者が任命されている。

 選挙戦序盤は、著名財界人の李嘉誠氏らの支持を取り付けてリードしていた唐氏だったが、自宅の違法建築や女性との不倫疑惑などスキャンダルが続々発覚し、支持率が下降した。

 さらに16日の公開討論会で唐氏は、2003年のデモをめぐる政府内部会議の梁氏発言を暴露。梁氏側は、非公開の内容を選挙戦に利用する唐氏側を非難するなど、泥沼化している。

 討論会後に香港大学の機関が一般市民を対象に行った支持率調査で、梁氏は43%とトップに。民主党の何俊仁主席(60)が23%、唐氏は13%にとどまった。

 中国の胡錦濤指導部は先月以降、支持候補を唐氏から対抗馬の梁氏に切り替えたとみられる。

 重慶市党委書記だった薄煕来氏の解任など、共産党内部での権力闘争が、香港長官選の支持候補に影響したとの見方がある。梁氏は胡主席の立場に比較的近く、唐氏は薄氏も属する太子党や江沢民前国家主席ら上海閥に近い。

 一方、ロイター通信によると、普通選挙を求める香港の民主派ら30以上のグループ数千人が25日にデモを行う。「一国二制度」下の香港で保障されている「港人治港(香港人による香港統治)」の原則から中国の干渉にも反発している。

 【香港行政長官選挙】  商工業、金融界など各種業界で構成する選挙委員会(定数1200)による間接選挙。行政長官の任免権は中国政府が握る。選挙委員会は中国に近い人物が大半を占め、親中派候補が選出されやすい。定数は今回の選挙から400増えた。

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最終更新:3月23日(金)9時47分










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